チタン印鑑を購入してみた

実印は一度買うと、そう何度も買いかえることはありませんよね。

だから、できるだけ長持ちする印鑑が欲しいとは思いませんか。

現在、市販されている印鑑の中で耐久性が一番高いものといえばチタンです。

でも、中には金属の印鑑というと抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこでチタン印鑑でよく言われるデメリットや欠点を実際に使って検証します。

チタン印鑑を買って後悔したくない方は、ご一読されるとお役に立てると思います。

 

チタン印鑑でよく言われる5つのデメリット

私がチタン印鑑を買うまでに気になったデメリットは5つ。それでは順に検証します。

【1】普通の印鑑より重い

まず、チタン印鑑をはじめて手にして感じたのは「普通の印鑑より重い」ということ。

でも、どのくらい重いかってわかりにくいと思うので一般的な印鑑と比べてみました。

チタン印鑑と他素材の重さの違い

結果は、チタン印鑑は柘植の約5倍、黒水牛の約3倍は重いことがわかりました。

 

正直、チタン印鑑が重いってネットの口コミで知ってたのでこの点は心配していました。

その一方で、力を入れなくても上手に捺印できて良かったなんて話もありました。

 

これまで、私は力の入れ過ぎかハンコがズレて大事な書類でよく失敗したりしてました。

でも、チタン印鑑だとこの重さのおかげなのか割と上手に捺印できることが多いですね。

 

そういう意味では、チタンの重さは使い心地がよく押しやすいかもしれません。

逆に、認印とか頻繁に使う印鑑には、この重さは毎回しんどいのでやめた方がいいです。

 

【2】納期がかかる

チタンといえば特殊な金属なので加工に手間がかかるのは何となく想像できますよね。

で、調べてみるとやっぱりチタン印鑑は即日発送ができないお店が多い

加工する機械を持ってる店は早く、持っていない店は外注したりするのでしょうね。

ただ、注文時間や届ける場所でも納期は違うのでそこは買ってみないとわかりません。

実際どのくらいで届くかというと、私の場合だと納期は2~3日くらいでした。

詳しくは、私の購入履歴のページにも書いておいたのでよければ参考にしてください。

 

ハンコプレミアムでブラストチタン印鑑を買った!

ハンコヤドットコムで黒チタン印鑑を買ってみた!

 

ただ、私の場合、納期より信用と評判でお店を選んだ影響もあると思います。

なので、ひょっとしたら探せば、当日出荷できるお店とかもあるのかもしれません。

とはいえ、全体にチタン印鑑は納期がかかる店が多いのでそこはデメリットでしょう。

なので、今日、明日中に印鑑を作りたい人には私ならチタン印鑑はおすすめしません。

 

【3】開運印鑑が作れない

開運印鑑って象牙、黒水牛、牛角、柘植くらいしか作れないですよね。

きっと、チタン自体が発見されて実用化されて50年程なので仕方ないのでしょう。

まして、はんこ屋でチタン印鑑をお目にかかるようになったのもここ最近の話です。

ちなみにチタンの歴史はこんな感じです。

  • 1790年 イギリスの鉱物学者ウィリアム・グレゴールが発見
  • 1795年 ドイツの科学者クラブロートが再発見。チタンと名付ける。
  • 1910年 アメリカのか科学者ハンターが純度99.9%のチタン抽出に成功
  • 1946年 ルクセンブルグの工学者クロールにより大量生産が可能になる
  • 1950年 アメリカ軍・ソ連軍がジェット軍用機の軽量化に採用。

また、風水も中国の殷や周から唐の時代に盛んになったものなので、当然チタンなんて素材のない時代に考えられたもの。

なので、チタン印鑑が縁起が悪いとか良いとかって、個人的にはあまり気にしなくてもよいのではないかと思いますよ。

きっとチタン印鑑を使ったからといって運気が下がることもないと思います。

それでも、開運や風水を気にされる方は、書体を工夫するとか、金運アップにゴールドチタン印鑑を選んでみるとのもいいのでは?

結局のところ、欲しいと思うものを買うのが開運と運気アップへの一番の近道なのではないでしょうか。

 

【4】完全手彫りで作れない

チタン印鑑を完全手彫りで作るのはむずかしいと思います。

少なくとも私の調べた限りではやってくれるお店はありませんでした。

 

ちなみに次の表はチタンと他の金属の比重と硬度をまとめたものです。

名前比重硬度(HBW)
チタン4.51410
8.5200
19.3226
10.4926
7.846
アルミ2.745-50
ステンレス(SUS301)7.93207

鉄や銅など他の金属に比べてチタンは圧倒的に軽くて丈夫な素材だとわかります。

チタンはステンレスの倍くらいの硬さで重さは半分近くしかありません。

 

金属で軽いものといえばアルミですが硬度がチタンよりかなり柔らかいのがわかります。

よくチタン印鑑は偽造されやすいか気にされる方が多いですが、加工に手間のかかるチタンは偽造も大変だと思います。

チタンの手彫り加工は難しくレーザー加工とか機械彫りでも特殊な技術が必要です。

逆に、チタン印鑑を複製したりできる技術があれば、他の素材の印鑑のコピーも朝飯前なんじゃないでしょうか。

あと、彫り直しについては、私が購入した「はんこプレミアム」と「ハンコヤドットコム」では10年保証の適用をしているようです。

但し、全く同じ印影にするのはできない(というかしない)ようです。おそらく技術的に出来ても複製や偽造の防止のためでしょうね。

 

【5】値段が高い

チタン印鑑って、ふつうの印鑑より値段が高いと思いませんか?

そこで、実際にお店によってどのくらい値段が違うのか調べてみました。

とはいえ、調査したときと値段も違うかもなのであくまで相場として考えてくださいね。

チタン印鑑の値段と相場

こちらは大手印鑑ショップのチタン印鑑の値段を調査して平均価格を計算したものです。

店名13.5mm15.0mm16.5mm18.0mm平均価格
はんこプレミアム¥7,800¥8,800¥9,800¥10,800¥9,300
ハンコヤドットコム¥13,390¥16,390¥19,500¥22,500¥17,945
ハンコマン¥15,970¥17,000¥20,090¥24,000¥19,265
はんこdeハンコ¥11,800¥13,800¥15,800¥17,800¥14,800
いいはんこやどっとこむ¥6,800¥7,800¥9,200¥9,800¥8,400
印鑑本舗¥4,980¥5,980¥6,980¥7,980¥6,480
国士堂¥17,310¥20,400¥24,520¥20,743
印鑑の匠ドットコム¥7,980¥8,980¥10,980¥12,980¥10,230
会社印鑑.com¥26,500¥29,500¥28,000
はんこキング¥11,333¥13,524¥17,048¥20,667¥15,643
ハンコヤストアドットコム¥6,760¥7,700¥8,900¥9,900¥8,315
ハンコの東洋堂¥3,400¥3,900¥4,800¥5,100¥4,300
平安堂¥34,992¥41,976¥38,484
はんこ良品¥20,736¥25,164¥31,212¥34,776¥27,972
印鑑市場¥12,900¥15,900¥18,900¥21,900¥17,400
畑正¥26,000¥30,600¥42,000¥52,000¥37,650
ベストはんこ
ハンコワークス¥5,480¥6,480¥7,480¥8,480¥6,980
素材相場¥11,095¥14,645¥16,849¥20,863¥15,863

結果からチタン印鑑でサイズを問わず満足度の高いものを買うなら16,000円程度は必要なことがわかります。

チタン印鑑のサイズ別相場

こちらは、チタン印鑑の最安値と最高値を調べてサイズ別に平均価格を出したものです。

サイズ最安値最高値素材相場
平均価格¥4,175¥38,748¥15,863
13.5mm¥3,400¥26,000¥11,095
15.0mm¥3,900¥34,992¥14,645
16.5mm¥4,300¥42,000¥16,849
18.0mm¥5,100¥52,000¥20,863

チタン印鑑でも探せば5,000円程度から購入できる店もありそうですね。

チタン印鑑の値段はハッキリ言って高いです。

どんなものでもそうですが、その価値に見合うものであれば安いと思うはずですよね?

逆に価値がないと感じるものは、どれだけ安い値段で売っていても高いと思うはずです。

私がチタン印鑑をそれでも選んだ3つの理由

買って良かったと思ったことは3つ。順に紹介します。

【1】火に強い

チタン印鑑の最大のメリットは、何と言っても耐火性が凄いことですね。

どのくらい凄いかというと純チタンなら1668℃まで燃えずに耐えられるんです。

 

ちなみに

火災初期の室内温度が約300℃。

さらに危険なフラッシュオーバーで900℃。

火災最盛期の温度は約1100℃まで上昇します。

 

当然、普通の印鑑なら燃えてしまうところチタン印鑑なら余裕です。

 

1668℃まで耐えてくれるチタン印鑑なら燃えずに残る可能性が高い。

 

早い話、チタンなら火事になっても燃え残る印鑑が作れるということですね。

 

ちなみに、他の金属はというと、

  • 鉄・・・1,530°C
  • アルミ・・・660°C
  • 金・・・1,064°C
  • 銅・・・1083℃

で溶けてしまいます。

 

いかにチタンが耐熱性に優れた素材だという事がわかりますね。

 

そう言えば、火災保険の受け取りって実印が必要だそうです。

認印だけじゃ駄目だそうです。きっと本人確認のためでしょうね。

 

火災で燃えないチタン印鑑は、保険がわりだと考えると決して高くないのではないでしょうか。

 

【2】水に強い

チタンは金属なのに水に強くて錆びません。だから、こんな風に水洗いできます。

チタン印鑑を水洗いしてみた

普通、黒水牛とか柘植だとこんなお手入れの仕方は出来ないですしあり得ませんよね。

当然、黒チタン印鑑だってこんな風に歯ブラシ使ってゴシゴシ洗っても大丈夫です。

黒チタン印鑑を水洗いしてみた

チタン印鑑は「朱肉で汚れてきちゃったなぁ~」と思ったら洗ってあげましょう。

黒チタン印鑑を水洗い前後の比較

こんな風に、印面にこびり付いた朱肉も落とせて、次に使うときに綺麗に捺印できます。

さらに、チタンは淡水だけでなく、海水に濡れても錆びないそうです。

何でも、海水に対する耐蝕性は白金(プラチナ)並みとか。そりゃ高価な訳ですね(笑)。

でも、海水に濡れても大丈夫ということは洪水はもちろん津波にも強いということです。

東日本大震災、西日本豪雨を思うと、この耐水性は実印には必要ですね。

 

【3】抜群の捺印性

チタン印鑑は、意外にも朱肉の付き具合もよくて捺印性が抜群です。

 

正直、「チタンって金属なので朱肉の付きがよくないんじゃないか」と心配でした。

 

そこで、今度は同じ朱肉をつかって捺印性はどうなのかいろんな印鑑と押し比べました。

チタン印鑑と他素材との捺印性の比較

結果は、意外にもチタンが一番スッキリ捺印できました。

 

象牙が一番きれいに捺印できると思ってたので、正直なところ驚きました。

アレ?なんでと考えてみてちょっと気になることがあるんです。

 

それは朱肉の汚れです。

 

さっきの写真をよくみてもらうとわかりますが象牙や柘植って古い朱肉が染み込んでいます。

その一方、チタン印鑑は使ったあと朱肉を完璧に拭き取れて前の古い朱肉が残りません。

 

たぶん、朱肉の汚れがなかったのでチタンは新しい朱肉が付きやすいのでしょうね。

その結果、チタン印鑑が一番スッキリ感のある印影になったのだと思います。

 

なので、チタン印鑑だから朱肉がつかないといった心配はしなくても大丈夫だと思います。

 

以上が私が感じたメリット。

 

私が悩んだあげくに選んだ2種類のチタン印鑑

【1】値段が安いチタン印鑑

私がはじめて買ったのはブラストチタンという値段が一番安いふつうのチタン印鑑です。

ブラストチタン印鑑

表面がつや消し加工されたもので肌触りは思いのほかスベスベで心地よかったです。

安くてもチタンで耐久性は抜群なのではじめて作るチタン印鑑にはおすすめです。

私が買ったのは7,800円で印鑑ケースも付いてました。下記に詳細をまとめておきますね。

はんこプレミアム(Inkans.com)のブラストチタン

はんこプレミアム(Inkans.com)のブラストチタンの特徴

はんこプレミアム(Inkans.com)のブラストチタンの特徴は、

  • チタン印鑑なのに値段が安い
  • 純度99%純チタンを使用
  • 天然石アタリ装飾もできる
  • 側面に文字も入れられる
  • 高級印鑑ケースが付属する

といった感じです。

価 格 税込7,800円~
評 価 5.0
備 考 送料無料。高級印鑑ケース付き。
はんこプレミアム(Inkans.com)のブラストチタンの総評

私がはじめて買ったチタン印鑑。値段の割に良かったです!

純度99%チタン印鑑なのにケース付きで税込7,800円から売ってます。

下手すれば印鑑ケースだけで1000円位するのでこの分だけでも得でした。

アタリ装飾や側面印字で自分好みにアレンジしてみてもいいと思います。

最近、いつ地震や洪水などの自然災害が起こっても不思議ではなないので、

チタン印鑑の火に燃えない、水に濡れても錆びない丈夫さは実印に使うと安心感が違います。

なので、気になるなら1度チェックしてみてもいいのではないでしょうか?

 

【2】黒水牛に負けないチタン印鑑

黒チタン印鑑

2本目に買ったのは黒いチタン印鑑。

ブラストチタンより値段は高くて私が買ったときで15,000円位しました。

「実印は黒じゃなきゃ嫌だ」なんて方はこちらの方が満足できると思います。

チタンの耐久性と黒水牛の落ち着きをあわせ持っていてかなり高級感があります。

下記に詳細をまとめておきますね。

    ハンコヤドットコムのプレミアムブラックチタン

    ハンコヤドットコムのプレミアムブラックチタンの特徴

    ハンコヤドットコムのプレミアムブラックチタンの特徴は、

    • 最大手印鑑ショップの安心感
    • 高い耐久性を誇るIP加工
    • 全7種類の印鑑ケースが選べる
    • 安心の長期10年保証付き
    • 最短即日出荷サービス対応

    といった感じです。

    価 格 税込13,300円~
    評 価 4.5
    備 考 送料無料。7種類の印鑑ケースが選べる。
    ハンコヤドットコムのプレミアムブラックチタンの総評

    黒水牛の落ち着きとチタンの耐久性の両方ある欲張りな印鑑!

    私がブラストチタンに続いて購入したのがこの黒チタン印鑑です。

    新しい物や珍しい物が好きならブラストチタンもいいと思います。

    でも、実印は黒い印鑑がやはり落ち着くという方もいるでしょう。

    実は、私も長いこと黒水牛を実印に使ってきたので思ってました。

    この黒チタンは値段は高いけどかなり満足度が高い1本です。

     

    さいごに

    チタン印鑑のデメリットと欠点についてご紹介してきました。
    正直なところ「印鑑なんか何でもいい」と思うような方は絶対に買わない方がいいです。

     

    でも、「モノを大事にしたい!」「長持ちする印鑑が欲しい!」なら、ここまで使い心地がよく、耐久性、メンテンナンス性も抜群なのはチタン印鑑しかありません。

     

    もし今、チタン印鑑が少しでも気になっているなら、買って後悔はないと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!

    私が悩んだあげく買った2つのチタン印鑑

     

    おわり。

     

    実印値段.comでは、管理人みずからの購入体験、ネットの口コミや評判、徹底した値段調査をもとに印鑑ショップをランキング形式でご紹介しています。実印を適正価格で買いたい方はぜひチェックしてみてくださいね!