生命保険の加入契約の印鑑は実印・銀行印・認印どれがいい?

生命保険の加入契約時に使う印鑑

最近の保険会社では印鑑の届け出が必要ない会社が増えてきました。

とはいえ、まだまだ本人確認のために捺印を求める会社も結構あります。

では、生命保険に加入する際の契約に使う印鑑は何がよいのでしょうか?

これは意見がわかれますが、結論から言うと、これだという正解はありません。

契約者の気持ち次第ではありますが、どの印鑑がベストか考えてみましょう。

実印の場合

実印とは、住所地の市区町村役場に印鑑登録された印鑑のことですね。

印鑑証明書と一緒に使うことで、本人である証明をする重要な役割があります。

だから、何でもかんでも実印を使うのは怖いですし避けたいところですね。

でも、実印は保険の契約に使う印鑑としてはいくつかメリットもあります。

まず、銀行印・認印とくらべて使用頻度が少なく、通常は大切に保管するので摩耗・欠け・ヒビなど損傷の心配が少ない。

そのため、何らかの原因で、保険契約時の印鑑が必要になった時に困ることが少ないです。

また、保険証券を紛失した場合に、印鑑登録された実印が必要になる場合があります。

そんな時、契約印として実印を使用しておくと本人確認がしやすいというメリットもあります。

銀行印の場合

銀行印は、預金口座などに紐付けして主に金銭の受け渡しに使われる印鑑ですね。

一般的には、実印についで重要な印鑑として位置づける人が多いのではないでしょうか。

銀行印は、実印よりは使用頻度は多く、認印ほどは使う機会は少ないかと思います。

大切に扱う人が多いため損傷の心配も少ない上に、最近はATMやネットでの入出金やを行う機会も多く、紛失の危険性も少ないのではないでしょうか。

保険契約に銀行印を使うメリットとしては、毎月の保険料の支払いの口座と同じ印鑑にできること。

また、保険契約に使う印鑑は銀行印だとあらかじめ決めておけば、何らかの原因で保険契約時の印鑑が必要になった時にどの印鑑だったか迷うことも防げます。

認印の場合

認印は、書留、小包、宅配便などの受け取りに使う印鑑ですね。

認印を保険契約に使う印鑑にするメリットは、安心感でしょう。

あまり知名度のない保険会社との契約に実印や銀行印を使うのは不安な場合もあるでしょう。

そんな場合は、安心重視で選ぶなら認印でも構わないのかもしれません。

ただ、デメリットとして何らかの原因で保険契約時の印鑑が必要になった時に困ることがあります。

実印や銀行印とくらべて、使用機会が多い認印は、いざという時に印面が損傷している可能性が高いからです。

何らかの原因で保険契約時の印鑑が必要になった時に、損傷があれば改印の手続きが必要になったりします。

肝心なときに使えない可能性がある認印は100%最適な印鑑とは言えないかもしれません。

保険契約の印鑑に最適な素材

一般的に、生命保険の場合、契約してから10年、20年と長い年月が経過してから契約時の印鑑が必要になるケースが多いもの。

実印であれ、銀行印・認印であれ、印鑑の印面が損傷していては使い物にはなりません。

保険契約に使う印鑑の素材としては、耐久性にすぐれたチタン印鑑が最適です。

黒チタン印鑑とブラストチタン印鑑02

天然素材の象牙・黒水牛・柘植などの寿命は10年~20年と言われています。

そのため、使わなくても経年劣化で契約時の印鑑が必要なタイミングで摩耗・欠け・ヒビなど損傷している可能性があります。

それに比べて、チタン印鑑の寿命は半永久的とも言われています。

保険契約など、どうしても長期間の契約になるのに使う印鑑としては最適な素材といえます。

死亡保険金の請求に必要な実印

ここまでは生命保険の加入時についてでしたが、忘れがちなのが請求するときのお話。

せっかく生命保険に入っていても請求しなければ支給はされません

そこで、死亡保険金の請求に必要な書類をまとめたのが下記です。

  • 保険証券
  • 受取人の印鑑証明書
  • 保険金請求書(印鑑証明書と同じ印鑑を捺印
  • 被保険者の住民票
  • 受取人の戸籍謄本
  • 医師の死亡診断書または死体検案書

生命保険の加入時に契約者の実印は必要でなくても、請求するときには受取人の実印が必要となります。

ちなみに、印鑑証明書と戸籍謄本は発行から6ヶ月以内のものが必要となるのでご注意ください。

保険会社から印鑑証明書を提出するよう言われた時に印鑑登録をしていない場合、印鑑登録が必要となります。

特に、死亡保険金額として500万円以上の請求など一定条件の場合には、受取人本人であることを確認するために印鑑証明書の提出が必要な場合が多いです。

もし、実印がないなら、新規に印鑑登録をして、その印鑑で請求書に押印し、印鑑証明書を添付して提出する必要があります。

まとめ

生命保険に加入するためには、実印を使うのが必ずしもベストだとは言いません。

ただ、死亡保険金の受け取りの際には、受け取り人の実印と印鑑証明書が必要となります。

ご夫婦で生命保険に加入されるタイミングで、チタン印鑑など耐久性のある実印を用意するのもよいでしょう。

チタン印鑑で作った実印を契約印として使用しておけば、万が一のときに、請求手続きがスムーズになります。

最近では、チタン印鑑もかなりリーズナブルに入手できるお店も増えているのでご検討なさってみてはいかかでしょうか。

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