チタン印鑑は、個性的で長持ちするので新しく実印を作る人に今人気ですよね。
ただ、チタン印鑑のデメリットを確認して買った方が後悔しなくて良いですよ。
そこで、ここではチタン印鑑の5つのデメリットも含めて色々と紹介しますね。
チタン印鑑5つのデメリットとは
- 他の印鑑に比べて致命的に重たい
- チタン印鑑は届くまでが遅すぎる
- 実印に使うとあまりに縁起が悪い
- 完全手彫りのチタンの印鑑がない
- 昔からの印鑑に比べて値段が高い
それでは、チタン印鑑の5つのデメリットについて1つずつ紹介していきます。
チタンは重くて使い物にならない
チタン印鑑のデメリット1つ目は、一般的に定番と言われる印鑑より重いこと。
では、どのくらい重いかと言えば、チタン印鑑は柘植の約5倍、黒水牛の約3倍の重さがあり、これが問題になります。
特に、耐久性を期待して購入検討する人はチタン印鑑の重さは注意が必要です。
チタン印鑑は金属製です。金属というのは割れ欠けには強くても、硬い床の上に、高いところから落とすと歪みます。
印面の角から落とすと捺印した時に印影が歪んでしまう印鑑となり、実印として使い物にならない可能性さえあります。
また、チタン印鑑は滑りやすいので、落とさないように注意して使いましょう。
チタン印鑑の重さはデメリットである一方、力を入れなくても捺印しやすいメリットでもあります。
チタン印鑑は届くまでが遅すぎる
チタン印鑑の2つ目のデメリットは、注文して届くまでに時間がかかる事です。
実印を購入する理由が「急ぎで必要になったから」という人は注意が必要です。
というのも、チタン印鑑は即日発送してくれないお店がとても多いからですね。
考えてみれば当たり前で、チタンは特殊な金属なので加工に手間がかかります。
なので、今日、明日中に実印が必要な方には、チタン印鑑はおすすめしません。
また、発送が多少早くなっても配達業者の問題で到着が遅れることもあります。
どうしても、実印が早く必要なら、チタンは諦めて黒水牛などを選ぶべきです。
チタン印鑑が即日発送できる印鑑ショップを使う場合でも、念入りに納期確認はしておきましょう。
チタン印鑑を使うと運気が下がる
チタン印鑑の3つ目のデメリットは、開運印鑑としては受けが良くない事です。
実印とか銀行印は、開運とか風水とか運気アップを気にして買う人多いですね。
印相学とかでは、金属を埋め込んだり、絵柄の入った印鑑は凶相とのことです。
あと、極めつけにチタンは「生命を持たない死材」なんて言われてたりします。
でも、チタン印鑑を使って一番問題なのは、他人にケチを付けられる事ですね。
「チタン印鑑は縁起が悪い!」
特に、古い慣習にこだわる人が周囲にいると、こんな言葉で不愉快になる事も。
結局、欲しい印鑑を買うのが一番ですが、メンタル弱い人はご注意ください。
開運や風水を気にするなら、ゴールドチタンで金運アップとか、書体を工夫などの方法もあります。
実印がチタンだと運気が下がる。ある特定ジャンルの印鑑屋がこう言ってます! それは、開運印鑑や手彫りの印鑑しか作れないような昔ながらの印鑑屋ですね。 せっかく高いチタン印鑑を買っても、縁起が良くないと言われたら嫌ですよね。 …
完全手掘りのチタンの印鑑がない
チタン印鑑の4つ目のデメリットは、完全手掘り印鑑を作れるお店がないこと。
チタン印鑑の完全手彫りは難しいと言われています。ほとんどが機械彫りです。
完全手掘りの良いところは、世界に1つとない自分だけの印鑑が作れる事です。
これは、印鑑登録して使う実印には防犯上も有効だと長く考えられてきました。
でも、今はパソコンとスキャナーと3Dプリンタで簡単に複製できる時代です。
完全手掘りにこだわったところで、完璧な防犯対策になると言えないでしょう。
とはいえ、「実印は完全手掘り」という方は他素材を検討する方が良いですね。
最近は、黒水牛なども機械彫りが多く、実印も完全手掘りより値段重視で選ぶ人が多いようですね。
チタン印鑑の値段と相場について
チタン印鑑5つ目のデメリットは値段が高いこと。これが、1番の問題ですね。
下の表は、定番素材9種類とチタン印鑑のサイズ別の相場をまとめたものです。
チタン印鑑の値段と相場
サイズ | 定番素材 | チタン印鑑 |
13.5mm | 7,543円 | 13,234円 |
15.0mm | 9,046円 | 16,971円 |
16.5mm | 9,630円 | 15,529円 |
18.0mm | 11,930円 | 23,421円 |
チタン印鑑は、定番素材の平均相場に比べ5,000円~8,000円程は高い印象です。
とはいえ、値段に関しては後ほど紹介するチタン印鑑のように、格安でまあまあ良い品質の物もあり考え方次第ですね。
チタン印鑑は、高額な物ばかりでしたが、最近は割と入手しやすい値段の商品も増えてきています。
実印を慌てて探して高い値段の印鑑を買ってしまった。実印の相場さえ知っていれば、こんな失敗を避けて適正価格で実印を購入することができます。そこで、実印を適正価格で買う3つのポイントについてまとめました。
このチタン印鑑は買って良かった
ここまで、チタン印鑑のデメリットをご紹介しましたが、このチタン印鑑だけは買って良かったと思う1本があります。
はんこプレミアムのブラストチタンです。買ってよかった理由は2つです。
1つ目は、何よりチタン印鑑なのに値段が安かった事です。私の購入した時点で税込6,800円でした。相場の半額です。
2つ目は、この金額にも関わらず、印鑑ケースが付いていたこと。この印鑑ケース、おまけにしては高級感があります。
ただ、このチタン印鑑ですが、毎日10本限定の特別セール品なので、時間帯によっては注文できない可能性があります。
念の為に、公式サイトへのリンクを貼っておくので、このチタン印鑑が気になる方は、一度チェックしてみてください。
※ちなみに、2019年10月6日時点でも税込6,800円から販売していました。
あと、チタン印鑑のは流通量も増えたため、純度の低い粗悪品や偽物を売る悪徳業者もいるので注意なさってください。
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