実印の書体は、文字デザインや気分だけで選ぶと登録拒否される事があります。
ここでは、実印として登録できる書体の選び方について4つ程紹介しています。
ぜひ、ご一読いただいて、実印の書体選びで失敗しない様にお役立てください。
※実印登録には規定サイズも重要なのでこちらもあわせてご確認くださいね。
実印には規定サイズがあり、この大きさを守らないと印鑑登録が拒否されます。 実印は規定のサイズと書体に注意しないと印鑑登録を拒否される事があります。 特に、実印の値段は印鑑サイズに比例して高くなるので大きさ選びは大事です。 …
実印書体のおすすめの選び方4選
実印として印鑑登録できる書体の選び方について、全部で4つご紹介します。
- 実印として登録可能な書体を選ぶ
- 簡単に複製できる書体は選ばない
- 伝統的で由緒のある書体の選び方
- 最終的に迷った時の書体の選び方
では、1つずつご紹介していきますね。
実印として登録可能な書体を選ぶ
実印書体の正しい選び方1つ目は、実印として登録可能な書体を選ぶことです。
次の図は、印鑑ショップ用意している一般的な6つの書体をまとめたものです。
基本的には、どの書体を選んでも大丈夫です。実印として使うことはできます。
但し、名前の文字数が多いとか、使っている文字が複雑な人は注意が必要です。
どういう事かと言うと、実印として登録する際に、文字があまりに判読しにくいと登録拒否される場合があるんですね。
だから、ご自身のお名前の文字数が多いとか、画数が多い方は、その点も気にしながら書体選びをする必要があります。
簡単に複製できる書体は選ばない
実印書体の正しい選び方の2つ目は、簡単に複製できる書体は選ばない事です。
実印は、銀行印や認印より法的・社会的に権利・義務に関わる重要な印鑑です。
そのため、実印には、複製したり偽造がしづらい書体を選ぶのが大事なんです。
先程、文字が複雑な書体は、登録拒否されるから避けるべきとお伝えしました。
実印の書体選びは「誰でも読むことは出来るけど判読しにくい文字」をいかに作ることができるかが難しいと言えます。
伝統的で由緒のある書体を選ぼう
実印書体の正しい選び方の3つ目は、伝統的に由緒のある書体を選ぶことです。
最初にお伝えしましたが、登録できればどの書体を選んでも問題はありません。
ただ、実印をせっかく作るなら、すべての印鑑書体の起源である篆書体をお選びになると言うのは、いかがでしょうか。
篆書体は、すべての書体が派生した印鑑文字のルーツとなった書体なんですね。
私達の生活の中で、身近なものでいえば一万円札など紙幣にも使われています。
また、篆書体は日本史に登場する金印や日本のパスポートにも使われています。
そのため、実印を篆書体で作ると印鑑登録拒否の可能性は極めて低くなります。
最終的に迷ったらこの書体が良い
実印書体の正しい選び方の4つ目は、みんなが選んでいる書体を選ぶ方法です。
上記グラフは、ある印鑑ショップのアンケート調査の結果ですが、実印購入者の80%が篆書体、18%が印相体、残り2%がその他の書体を選んでいるとのこと。
この事から、最終的に迷ったら実印には篆書体を選べば間違いないと言えます。
実印書体の正しい選び方のまとめ
ここまで、実印の書体の選び方を紹介してきましたが、最終的に判断すると実印の書体は篆書体が一番良いと言えます。